”警察にストーカーへの警告をしてもらう方法” をご存じでしょうか?
今回は『警告の方法』として、
1、警告申出書の書き方
2、4つの記入例とチェックポイント
の2つを中心に、”わかりやすく” 説明します。
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ストーカー対策|警察の警告/警告申出書の書き方、4つの記入例
【ストーカー対策】警察に警告してもらう方法/警告申出書の書き方
まずは「【ストーカー対策】警察に警告してもらう方法/警告申出書の書き方」から。
「警察にストーカーへの警告をしてもらう方法」は、「警告申出書」という書類を提出することです。
ただし、順番としては、
被害届 ⇒ 警告申出書
の順なので、注意してください。
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ストーカー行為が悪質な場合には、”被害届” と ”警告申出書” を同時に提出することも可能です。
「警告申出書」に記入する項目は、以下の9つです。
1、名前 2、住所 3、年齢 4、性別 5、押印(印鑑が必要!) 6、ストーカーの情報(相手の名前、住所、体格、特徴など) 7、ストーカー行為の内容 8、ストーカーされる原因(思いつくものがあれば) 9、そのほか、警察に伝えたいこと
上記の7つに加えて、できれば
ストーカー被害を受けている証拠
も持参できると、警察の捜査をスムーズに動かすことができます。
証拠集めの方法については、別の記事で詳しく説明しているので、そちらを参照してください。
また、印鑑が必要になるので、忘れずに持っていくように注意してください。
一応「署名(名前を書く)」だけでも「警告申出書」については受理してくれますが、
ほかの手続きも一緒にすることが多いので、きちんと印鑑を持参した方が確実です。
以上、「【ストーカー対策】警察に警告してもらう方法/警告申出書の書き方」についてまとめました。
続いては「具体的にどう書けばいいのか」分からないと思うので、実際の記入例をご紹介します。
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【ストーカー対策】警告申出書の記入例とチェックポイント
ここからは「警告申出書の記入例」です。
きちんと書く必要のある、
1、ストーカーの情報(相手の名前、住所、体格、特徴など)
2、ストーカー行為の内容
3、ストーカーされる原因(思いつくものがあれば)
4、そのほか、警察に伝えたいこと
の4つの記入例をご紹介します。
1、ストーカーの情報
ストーカーの名前・住所 :不明
連絡先 :電話番号・メールアドレスは不明;ただし、ツイッターで連絡してきたことがあり、通信記録が残っている
身長・体格 :170cmくらいで少し太っている印象を受けたが、遠くから確認しただけなので不正確
年齢 :30歳くらいに見えたが、不正確
服装 :帽子をいつも深くかぶっている;上着は黒っぽいパーカー、下はジーンズであることが多い
特徴 :右利きで、タバコを吸っていた
その他 :ストーカーがおいていった手紙がある(指紋・筆跡アリ);家のすぐ近くにある電柱で待ち伏せしていることが多い
「ストーカーの情報」を書くときのポイントは、
1、箇条書きで見やすく書く
2、正確な情報なのか、自信がないのかきちんと書く
という2点です。
文章で長々と書いてしまったのでは、警察官の方が犯人の特徴をうまく覚えきれず、
パトロールしたときに不審者を見つけてもストーカーだと認識できない可能性があります。
そのため、”箇条書き” で”短く・わかりやすく” 書くのがおススメです。
また、「情報がどのくらい確かなのか」もきちんと明記するようにしましょう。
ストーカー犯の名前や住所など詳しくわかっていればそれほど注意する必要はありませんが、
相手がだれかよくわからない
という場合には、基本的に「警告申出書」の内容をもとに捜査することになるので、
あいまいな情報は捜査の混乱をまねく可能性があります。
ただし、ストーカーの情報は多ければ多いほど調査しやすいので、
あいまいな情報であっても「不正確」という一文を書き加えたうえで、可能な限り書いていってください。
2、ストーカー行為の内容
・ ツイッターでの複数回にわたるつきまとい(通信記録アリ)
・ 自宅前での、出勤前の待ち伏せ(週に2~3回;証拠写真アリ)
・ 交際をせまる手紙がポストに入っていた(物的証拠アリ)
・ 車のミラーに、飲み物などが入ったコンビニ袋がかけられていた(証拠アリ)
「ストーカー行為の内容」を書くときのポイントは、
1、箇条書きで見やすく書く
2、受けたストーカー行為をすべて書く
3、ただし、詳しく書きすぎる必要はない
4、証拠があるのかないのか明記する
という4点です。
「詳しく書きすぎる必要はない」というのは、「警告申出書」の書くスペースが小さいことが原因で、
スペースに余りがあるようなら、”みやすく” 書くのを意識して、詳しく書いていって構いません。
ただ、「警告申出書」を書く前の段階で、
どういった被害を受けているのか
については十分に話し、警察側でもすでに調書をまとめているので、端的に書いても大丈夫です。
次に、「証拠があるのかないのか明記する」のは絶対に忘れないでください。
こちらも調書ですでに確認されているはずの項目ではありますが、
警官に捜査のしやすさと、事件性の高さを再度認識させるために非常に重要です。
ストーカーが刑法に違法する行動をした証拠がある場合、
警察は必ず捜査しなければならないため、「証拠アリ」と念押しすれば、間違いなくスムーズに捜査をしてくれるはずです。
3、ストーカーされる原因
・ 思い当たることがない
・ 少なくとも、親しい知人ではない
・ 仕事の性質上、お客さんから一方的に好意をもたれている可能性はある(仕事内容:○○)
・ ツイッターから連絡があったので、自分の身近な人の関係者かもしれない
「ストーカーされる原因」に関しては、ストーカーが知り合いであれば詳しく書くことができますが、
だれかわからない場合にはほとんど書くことができないでしょう。
その場合、
1、仕事関連(客・同僚)
2、学校関連(同級生・先生など)
3、近所付き合い
の3つを中心に、思い当たることがないか考え、可能性があれば書いておくと良いでしょう。
4、そのほか、警察に伝えたいこと(:その他参考事項)
・ ストーカー行為がもう2カ月以上も続いている
・ ストーカー行為も徐々にエスカレートしていっている
・ 毎日不安で、外を歩く時は強い恐怖心を感じている
・ 証拠はあるので、すぐにストーカーに警告してもらい、逮捕してもらいたい
・ 自分にも悪いところがあるのかもしれないけれど、ストーカーを許せません。速やかな調査をどうかお願いします!
「そのほか、警察に伝えたいこと」を書く時のポイントは、
とにかく今の思い・つらさを伝え、捜査をお願いする
ということです。
「そのほか、警察に伝えたいこと」に関しては、箇条書きでなくてもよく、
あなたが書きたいことを何でも書いていってください。
本来、「捜査の役に立つこと」を記入する項目ではあるため、不適切だといわれるかもしれませんが、
苦しんでいる女性の姿は何よりも警官の心を動かすはずです!
最近では女性警官が相談に乗ってくれる警察署が多くなってきましたが、
それでも男性警官に相談することの方が圧倒的に多いでしょう。
相談に乗った警官が指揮権をもっているわけではありませんが、
つらい状況は警官を通じて捜査部長に届くはずです。
よって、「1~3」までは ”見やすく”、”端的に” に書き、
最後の「4」だけは感情的に好きなように書くことをおススメします。
以上、「警告申出書の記入例」についてまとめました。
これにて『【ストーカー対策】警察に警告してもらう方法/警告申出書の書き方と4つの記入例』は終了です。
ご朗読ありがとうございました<(_ _)>
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『【ストーカー対策】警察に警告してもらう方法/警告申出書の書き方と4つの記入例』まとめ
【ストーカー対策】警察に警告してもらう方法/警告申出書の書き方
・ 警告申出書は、警察に行って申請する
・ ただし、通常は ”被害届 ⇒ 警告” の順
・ 警告申出書の記入項目は以下の9つ
1、名前
2、住所
3、年齢
4、性別
5、押印(印鑑が必要!)
6、ストーカーの情報(相手の名前、住所、体格、特徴など)
7、ストーカー行為の内容
8、ストーカーされる原因(思いつくものがあれば)
9、そのほか、警察に伝えたいこと
・ 印鑑はなくてもなんとかなるが、できるだけ持って行った方が良い(ほかの書類も書く可能性があるため)
・ また、被害届がまだなら、ストーカーの証拠も持っていくこと
【ストーカー対策】警告申出書の記入例とチェックポイント
・ 記入するときのポイントは、以下の5つ
1、箇条書きで見やすく!
2、正確な情報なのか、不確かなのかはっきり書く!
3、受けたストーカー行為をすべて書く!
4、ただし、詳しく書きすぎる必要はない!
5、証拠があるかないか明記する!
・ ただし、最後の「そのほか、警察に伝えたいこと」では、感情的になってもいいので思っていることをそのまま書くべし