今回は『探偵ができる ”10” の依頼』として、
1、探偵に依頼できる ”10” のこと
2、それぞれの成功率・金額の目安
3、依頼・調査できないこと
の3つを中心に、”わかりやすく” 説明します。
探偵ができる依頼|成功率・金額/調査できないこと
探偵ができる ”10” の依頼
まずは「探偵ができる ”10” の依頼」から。
1、浮気・不倫調査 2、人探し 3、いたずら・嫌がらせの犯人調査 4、ストーカー調査 5、盗聴器の発見調査 6、素行調査 7、ペット探し 8、自分調査 9、雇用調査 10、保険調査
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1、浮気・不倫調査
「探偵への依頼」で最も多いのは ”浮気・不倫調査” です。
依頼のうち、”浮気・不倫調査” は全体の半分以上を占めていて、
依頼者の7割は ”女性” です。
とくに30~40代の女性が多く「夫の浮気の証拠をつかみたい」という内容がほとんどです。
ただし、必ずしも ”離婚” や ”慰謝料請求” をしているわけではなく、
8割近い女性が ”やり直し” を選択しています。
きちんと ”やり直す” ためにも、しっかり証拠をそろえ、
事実関係をはっきりさせておくことが重要なのですね。
ちなみに、探偵の証拠は裁判でも有効ですが、
証拠は ”無期限有効” でも、慰謝料請求は ”3年以内が目安” なので注意してください。
よくある依頼内容
・ 夫の浮気調査
・ 妻の浮気調査
・ 子供の浮気調査
・ 親の浮気調査
2、人探し
「探偵への依頼」で2番目に多いのは ”人探し” です。
とくに ”家出” や ”失踪” を原因とする人探しが多く、
”人探し” の依頼の8割を占めています。
家出は警察に届けられているだけでも ”年8万件以上” あり、
約2割は未成年の家出になっています。
また、最近では災害で行方不明になった方を探すために、探偵を利用した方も多いようです。
よくある依頼内容
・ 娘の家出調査
・ 恋人・愛人の行方調査
・ 夫の失踪調査
・ 被災者の行方調査
3、いたずら・嫌がらせの犯人調査
「探偵への依頼」で意外と多いのが、”いたずら・嫌がらせの犯人調査” です。
”ご近所トラブル” から、”学校でのいじめ” まで依頼内容は多岐にわたります。
探偵に頼む大きなメリットとして「裁判で有効な証拠をえられる」という点にあり、
確実に ”いたずら・嫌がらせ” をやめさせたいと考えている方に依頼者が多いようです。
よくある依頼内容
・ いたずら電話・メールの犯人捜し
・ ご近所トラブル(ゴミの不法投棄・落書きなど)
・ 子供のいじめの犯人捜し
・ 職場トラブル(うわさを流している犯人捜しなど)
4、ストーカー調査
近年、「探偵への依頼」で非常に依頼が増えているのが ”ストーカー調査” です。
きちんとした証拠がないと警察が動いてくれないため、
探偵に頼み、犯人の特定&証拠確保をしたうえで、警察に逮捕してもらうケースが多くなっています。
大手の探偵事務所では警察と連携していることが多いので、
”ストーカー調査” を依頼する方はできるだけ、有名で実績のある探偵事務所を選びましょう。
よくある依頼内容
・ ストーカーの犯人調査
・ ストーカーされていることの証拠集め
5、盗聴器の発見調査
「盗聴器の発見調査」も近年とくに増えている依頼の1つです。
「電話中に雑音が入る」
「テレビの映像が乱れる」
「変な機械音がする」
といった場合には要注意で、
とくに最近不自然な贈り物をされたり、知らない業者の人を家にいれてしまったことがあると、盗聴されている可能性が極めて高くなります。
盗聴器を発見するだけなら個人でも可能ですが、
「犯人はだれか」
「目的は何か」
「証拠をおさえて、確実にやめさせたい」
といった場合には探偵への依頼が非常に有効です。
よくある依頼内容
・ 盗聴器の発見調査
・ 盗聴器を仕掛けた犯人捜し
・ 犯人の証拠集め
6、素行調査
最近では依頼数は少なくなりましたが、「素行調査」もよくある依頼の1つです。
最も多いのは
「単身赴任している夫の行動調査」
「大学に通っている子供の行動調査」
など ”家族” の素行を調査するものです。
また、外で営業している社員の行動を調査する目的で利用する企業もあります。
多くの場合、行動にとくに大きな問題は見つからないのですが、
そういった結果でも依頼者は納得して、安心できるようです。
よくある依頼内容
・ 単身赴任先での行動調査
・ 一人暮らししている子供の行動調査
・ 従業員の行動調査
7、ペット探し
年に2回か3回ほど依頼がくるのが「ペット探し」です。
”飼い犬や猫を探してほしい” という一般的なものから、
インコやオウムなどの鳥類も過去に依頼がありました。
行動がはっきりしているペットであれば捜索が可能ですが、
鳥類の捜査などは非常に難しいでしょう。
ペットの家族化が進んでいるため、今後依頼は増えてくるかもしれません。
よくある依頼内容
・ 飼い犬の捜索
・ 飼い猫の捜索
8、自分調査
前年比で最も「探偵への依頼」が伸びているのが ”自分調査” です。
具体的には、
「自分が会社でどう思われているのか知りたい」
「自分がご近所の人にどう思われているのか知りたい」
といった自己評価に関するものです。
会社での ”評判・噂” は昇級に直結するもので、
ご近所の ”評判・噂” はトラブルの回避に役立つため、
人間関係が大切になってきている現代社会に比例するように依頼も増えてきています。
どういった調査をするのかは探偵事務所によって大きく異なるので、
実際に電話相談してみて(必ず匿名で!)、具体的に話を聞いてみるのがいいでしょう。
よくある依頼内容
・ 会社での評判・噂調査
・ ご近所の評判・噂調査
9、雇用調査
企業からの依頼がとても多いのが「雇用調査」です。
人事担当からの依頼が多く、
「新入社員」
「中途採用者」
「ヘッドハンティングしたい人」
の経歴にウソがないか、また能力や人柄に問題がないかを調査します。
企業としては、月に数十万円払ってでも「優秀な人材」を確保した方が会社の利益につながるため、
2018年現在でも非常に多い依頼の1つです。
よくある依頼内容
・ 新入社員の人物調査
・ 中途採用者の職歴調査
・ ヘッドハンティング候補者の能力調査
10、保険調査
保険会社からの依頼が多いのが「保険調査」です。
保険金の支払いが適切か、保険金の額が妥当か…など、
保険会社の人員だけでは難しい場合に、探偵に依頼が回ってきます。
とくに、保険金をすでに支払っている方の行動調査が依頼の半分以上を占めています。
よくある依頼内容
・ 保険金支払いの妥当性
・ 保険金額の妥当性
・ 保険金受給者の妥当性
以上、「探偵ができる ”10” の依頼」についてまとめました。
このほかにも ”頼めば何でもだいたいのことは引き受けてくれる” のが探偵なので、
何か困ったことがあり、「すぐに解決したい」「今後、裁判の可能性もある」というケースでは探偵へ依頼するのが安全・確実でしょう。
続いて、「探偵ができる ”10” の依頼」それぞれの”成功率” と”金額” の目安について説明します。
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探偵調査の成功率・金額の目安
ここからは「探偵調査の成功率・金額」です。
先ほど説明した「探偵ができる ”10” の依頼」1つ1つに対しての ”成功率・金額” の目安を紹介しますが、
案件や探偵のレベルによって大きく変動するため、”あくまで目安” と考えてください。
※ 探偵調査の成功率・金額の目安
成功率 | 金額 | 備考 | |
浮気・不倫調査 | 70~95% | 10~50万円 | 浮気の事実があれば、1~3日ほどで証拠をつかめることが多い。 |
人探し | 30~80% | 20~100万円 | 案件により大きく異なる。ただの家出であれば簡単に見つかることが多いが、失踪者の行方調査は時間がかかり、発見できないこともある。 |
いたずら・嫌がらせの犯人調査 | 60~95% | 10~30万円 | いたずら・嫌がらせは目的がはっきりしているため、早期に解決することが多い。 |
ストーカー調査 | 70~95% | 10~30万円 | ストーカーされる日がある程度わかっていれば、早期に解決することが多い。ただし、慎重に調査する必要性がより高いため、探偵事務所によっては3ヵ月以上かけて調査することもある。 |
盗聴器の発見調査 | 70~95% | 5~30万円 | 盗聴器の有無自体はすぐにわかる。ただし、犯人を特定するには防犯カメラの設置など時間を要することがある。 |
素行調査 | 70~95% | 10~70万円 | どこまで詳しく調べるかによって大きく金額は異なる。1週間の密着捜査でも50~70万円ほどが相場。 |
ペット探し | 0~70% | 5~30万円 | ペットにより大きく異なる。犬や猫の場合では捜索しやすいが、鳥類は非常に困難。 ※そもそも依頼を受けない探偵事務所も多い。 |
自分調査 | 70~95% | 10~50万円 | 案件によって異なるが、評判・噂調査の場合、成功率は非常に高い。依頼者の被害妄想だったという結果が多いが、当人は非常に安心できるため、依頼する価値は十分にある。 |
雇用調査 | 80~95% | 5~30万円 | 調べる項目によって違いはあるが、職歴・学歴・能力調査・人格調査などは探偵の得意分野で、だいたい成功する。 |
保険調査 | 80~95% | 10~30万円 | 対象者の不正受給を調査するだけであれば、身体の状況を調べるだけなのですぐに解決しやすく、非常に高い成功率をほこる。 |
以上、「探偵ができる ”10” の依頼」それぞれの”成功率・”金額の目安” についてまとめました。
探偵事務所によって、”得意分野・不得意分野” はありますが、それほど大きく成功率は変わらないと思います。
ただし、金額についてはケースバイケースなので、
具体的な金額は、探偵にメール or 電話するなどして確認してください。
最後に「探偵に依頼できないこと」と「探偵が調査できないこと」についてまとめます。
探偵に依頼できないこと・探偵が調査できないこと
ここからは「探偵に依頼できないこと・探偵が調査できないこと」です。
探偵は基本的にはなんでも相談に乗ってくれますし、なんでも調査してくれますが、
それはあくまで「 ”探偵業法” が許す範囲内」での話です。
”探偵業法” というのは、探偵が守らなければならない法律で、大きく分けて以下の6つが法律で決められています。
1、探偵の届け出(登録) 2、違法行為の禁止 3、依頼者への業務・料金の説明義務 4、契約書の交付義務 5、守秘義務 6、書類の不正使用の禁止
あまり探偵業法の説明をしても仕方がないので、
具体的に「探偵に依頼できないこと・探偵が調査できないこと」をみていきましょう。
・ 盗聴器の設置 ・ 戸籍などの公簿の取得 ・ クレジットカード情報の取得 ・ 銀行口座情報の取得 ・ 渡航歴の取得 ・ 電話番号・車両番号などからの個人特定 ・ 復讐にかかわること ・ 殺人にかかわること ・ 別れさせるための工作 ・ 復縁させるための工作 ・ 出会わせるための工作 ・ そのほか、違法行為をともなう調査
以上が、ざっくりとした「探偵に依頼できないこと・探偵が調査できないこと」です。
あえて曖昧な表現にとどめた項目もありますが、読んでどういうことかわからなければ、
依頼するうえで問題になることはないはずです。
とくに依頼者が探偵に頼みがちな調査が ”盗聴器の設置” です。
確かに個人が、自分の敷地内で、悪用しないという目的であれば盗聴器の設置はなにも問題ありませんが、
”盗聴器の設置” を探偵に依頼すると、依頼者側も責任を問われます。
また、浮気調査の場合、浮気相手に ”何か” をしようとするのも不法行為になるため、
個人や住居の特定は大丈夫ですが、”仕返し” などはきちんと法律に基づいて行ってください(慰謝料請求など)。
以上、「探偵に依頼できないこと・探偵が調査できないこと」でした。
これにて『探偵ができる ”10” の依頼/成功率・金額は?調査できないことって?』は終了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
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『探偵ができる ”10” の依頼/成功率・金額は?調査できないことって?』まとめ
探偵に依頼できる10のこと・成功率・金額の目安
※ あくまで ”目安”
成功率 | 金額 | |
1、浮気・不倫調査 | 70~95% | 10~50万円 |
2、人探し | 30~80% | 20~100万円 |
3、いたずら・嫌がらせの犯人調査 | 60~95% | 10~30万円 |
4、ストーカー調査 | 70~95% | 10~30万円 |
5、盗聴器の発見調査 | 70~95% | 5~30万円 |
6、素行調査 | 70~95% | 10~70万円 |
7、ペット探し | 0~70% | 5~30万円 |
8、自分調査 | 70~95% | 10~50万円 |
9、雇用調査 | 80~95% | 5~30万円 |
10、保険調査 | 80~95% | 10~30万円 |
探偵に依頼・調査してもらえないこと
・ 盗聴器の設置
・ 公簿・クレジットカード・銀行口座・渡航歴情報の取得
・ 電話番号・車両番号などからの個人特定
・ 復讐・殺人にかかわること
・ 離別・復縁・出会い工作
・ そのほか、違法行為をともなう調査