”探偵との契約で違約金があり、支払わなくてもいいケースが多い” ということをご存じでしょうか?
今回は『探偵トラブル』として、
1、探偵との違約金って?/相場は?
2、違約金を支払わなくていいケースが多い?/3つの事例
の2つを中心に、”わかりやすく” 説明します。
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探偵トラブル/違約金/相場/支払い義務
【探偵トラブル】違約金って?/相場は?
まずは「探偵との違約金と相場」について説明します。
”探偵との違約金” とは、
依頼者の理由によって、契約が解約される
場合に、
探偵の損失をカバーする目的
で支払うお金のことです。
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つまり、「探偵との違約金」といっても難しいことはなく、
一般的な「キャンセル料」に相当するものです。
もし違約金がなければ、
3万円使って、車や機材をそろえたのに、急に解約されて3万円分損した
という事態に陥ってしまうため、
「調査前に解約した場合には、契約金の〇パーセントの支払い」などと契約書に明記しているわけです。
ところで、この「違約金」ですが、法律によって明確に ”いくら” と定義されているわけではありません。
そのため、違約金は探偵事務所によってマチマチですが、
暗黙のルールというか、1つの相場として「8パーセント」が目安になっています。
ただし、実際に「8パーセント」を要求することはマレで、
「8パーセントを上限に、実際に使った金額+α」を請求します。
これは「消費者契約法9条」によって、”平均的な損害額以上を請求してはいけない” という決まりがあるためで、
毎回8パーセント分の違約金をとっていると、法律違反として訴訟される可能性があるからです。
ただ、実際には有名な大手の探偵事務所でも「毎回8パーセント分」の違約金を受け取っているところもあり、
リスクを承知の上で、少しでも儲けようと考えている場合があるようです。
こういった ”やや悪徳” な事務所は、違約金トラブルで訴えればかなりの勝算があるため、
場合によっては訴訟も考慮して、探偵と徹底抗戦するのもアリでしょう。
以上、「【探偵トラブル】違約金って?/相場は?」について簡単にまとめました。
では、もう少し具体的に「違約金を支払わなくてもいいケース」についてみていきましょう。
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違約金を支払わなくていいケースが多い?;3つの事例
ここからは「違約金を支払わなくていいケース」の説明です。
違約金を支払わなくて済むケースは多いのですが、以下に代表的なものを ”3つ” ご紹介します。
1、調査開始3日前までに解約したケース 2、調査開始前の違約金が10パーセントを超えるケース 3、そのほか、調査準備をしていなかったケース
先ほど「違約金って?/相場は?」で説明したように、
”違約金の目的は、実際にこうむった損害を補填するため” です。
つまり、損害額以上のお金は原則として支払う必要がありません。
例えば、「調査開始3日前」であれば、具体的な(お金を伴う)行動に移ることはほとんどないので、
違約金を1円も払う必要がないでしょう。
また、違約金が「10パーセント以上」という場合も「消費者契約法9条」に違反している可能性が高く、
そもそも契約自体が無効になる可能性もあります。
ただ、違約金は ”パーセント” よりも ”額” で考えるべきで、 例えば、
5万円の調査依頼 ⇒ 違約金5千円
100万円の調査依頼 ⇒ 違約金10万円
と大きく開きがあります。
事前準備の段階で「10万円」もかかることはまずありませんが、
「5千円」であれば十分あり得るため、
違約金 = 実際の損害に対する補償金
と考えて、違約金が適当かどうかを判断する必要があります。
よって、探偵に違約金を請求されたら、
「具体的にどんな準備をして、いくらかかったんですか?」
と問いただしてください。
もし、探偵が適当なことを言い出すようなものなら、
「消費者契約法9条」によって損害額以上は支払う必要がないので、きちんと証明してください
と強気に出て大丈夫です。
悪徳探偵でなければ、きちんと明細をみせてくれるか、
素直に引き下がることがほとんどでしょう。
簡単にまとめておくと、
調査3日前までなら ”消費者契約法9条” を根拠に違約金は支払わない
調査の準備が確認できなかったり、10パーセント以上の違約金をとっている場合には、
実際の損害額の明細を要求する
ということです。
これで簡単な「違約金トラブル」は解決するでしょう。
もしトラブルが続くようなら、「国民生活センター(消費生活センター):http://www.kokusen.go.jp/map」など国の相談窓口に連絡し、
具体的な解決を目指しましょう。
以上、「違約金を支払わなくていいケース」についてまとめました。
これにて『【探偵トラブル】違約金って?/相場は?/必ず支払わなくちゃいけない…?』は終了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
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『【探偵トラブル】違約金って?/相場は?/必ず支払わなくちゃいけない…?』まとめ
【探偵トラブル】違約金って?
・ 探偵と違約金とは、探偵の損失をカバーする目的で支払うお金のこと
・ ホテルなどの「キャンセル料」に相当している
・ 違約金の額については、法的に明確な定義があるわけではない
・ ただし、違約金は損害額の平均までという決まりはある(消費者契約法9条)
・ 違約金の相場は調査前で「8パーセント」というケースが多い
違約金を支払わなくていいケースが多い?;3つの事例
・ 調査開始3日前など、探偵がまだお金のかかる準備をしていない場合には、お金を1円も支払う必要はない
・ そのほか、実際の損害額を大きく超える違約金においても、超過分は支払う必要がない