今回は『行方不明者(家出人)の探し方』として、
1、警察への相談方法
2、探偵への依頼方法
について、”わかりやすく・丁寧に” まとめていきます。
家出人の探し方/警察への相談・探偵への依頼方法
家出人の探し方/警察への相談・探偵への依頼方法
① 警察への相談
まず最初に
【警察に行方不明者届(旧捜索願)】を提出
する必要があります。
行方不明者の捜索担当は
失踪地域の警察署の生活安全課
ですが、
最寄りの警察署の窓口
に相談すれば大丈夫です。
その際、
行方不明者(家出人・失踪人)の情報
をできるだけ正確、かつ詳しく教えるよう警察官にお願いされます。
具体的に有効な情報として、
【名前】【生年月日】【勤務先(通学先)】【交友関係】【携帯の電話番号】【身体的特徴(髪型・体格)】【失踪時の着衣・所持品】【写真】【失踪した場所・日時・動機】
が挙げられるため、警察署に赴く前に
事前に情報を整理
しておいてください。
続いて、警察署において家出人に関する聴取が一通り終わると、
【特異行方不明者】か【一般行方不明者】
のどちらかに分類されます。
【特異行方不明者】は
犯罪・事件に巻き込まれる、または関与するおそれのある行方不明者
のことで、具体的には(実際の指定対象者としては)
13歳以下の未成年者
違法薬物使用者で犯罪のおそれのある者
事件に深く関与している可能性のある者
が主な対象となり、【特異行方不明者】に指定された場合には国家公安委員会規則第13号に基づき
警察は速やかに行方不明者を捜査
する必要があります。
ただ実際に【特異行方不明者】に指定されるケースはごく一部で、
多くは積極的な捜査をしない【一般行方不明者】に指定
されます。(【一般行方不明者】のデータは全国の警察署で共有されるのみで基本的に捜査は実施されないが、当該人が見つかった場合には連絡が来る)
多くの行方不明者が【一般行方不明者】に指定され捜査しないことが度々問題になっていますが、背景には
行方不明者届の数が多すぎて警察だけでは対処できない
ことが関係しており、例えば
令和2年度の行方不明者だけで【77,022人】
が報告されており、生活安全課の処理能力を大幅に超過しています。
※ データは警察庁生活安全局生活安全企画課の「令和2年における行方不明者の状況」より引用(https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/yukue.html)
そのため、警察に行方不明者届を提出せずに、探偵などの調査機関に第一に相談する人が増えていますが、優先順位は
警察署へ行方不明者届の提出 ⇒ 探偵への相談
の順です。
事件性がなければ警察が動かないのは確かですが、警察を介さず探偵に相談に行っても、”まともな” 探偵事務所であれば
警察への届け出確認がとれなければ、捜査依頼を断わるケースがほとんど
です。
これはストーカーやDV加害者などによる不法な人探しを避けるためで、違法性のある調査に協力すれば探偵事務所も探偵業法に基づき責任を問われるため、とくに口コミが重要な大手の探偵事務所であれば厳密に関係性などを確認されます。
具体的には、最大手の原一探偵事務所( https://www.haraichi.co.jp/iede )であれば、依頼人に
警察へ行方不明者届は提出したのか
行方不明者とどういった関係なのか
捜査するうえで必要な資料は揃っているか
が必ず確認されます。
そのため繰り返しになりますが、仮に探偵を利用するとしても
警察署への行方不明者届の提出が最優先
であることに留意してください。
② 探偵への依頼方法
失踪人を積極的に探すうえで、現実的に最も有効な手段が探偵であり、ほかの選択肢としては仕事を何でも引き受けてくれる「便利屋」さんしかありません。
探偵事務所の探し方は、時間があるならば地元の小さな探偵事務所を含めて複数社を対象に実績と口コミをもとに比較検討し相談していくことがおススメですが、行方不明者の捜査は
行方不明になってからの時間が極めて重要
なため、依頼先を迷うことに時間を使うくらいならば、行方不明者捜査の実績が多い大手の探偵事務所に依頼した方が良いでしょう。
※ 行方不明者届受理から所在確認等までの期間(警察庁生活安全局生活安全企画課「令和2年における行方不明者の状況」より引用;https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/yukue.html)
探偵への依頼料は、捜査人数や捜査必要日数により異なりますが、現実的な料金相場は
1日調査するごとに【7~10万円】ほどかかる
のが一般的で、例えば最大手の「原一探偵事務所( https://www.haraichi.co.jp/iede )」の場合だと、
定額料金で【30万円】
の費用がかかり、調査で余った費用は返金される仕組みになっています。(そのほかトライアル料金の【11万円】プランがあるが、定額プランで余った費用は戻ってくるため依頼するなら定額プランの方がおススメ)
繰り返しになりますが、行方不明者の捜索は
行方不明になってからの時間が何よりも大切
なので、探偵を利用すると決めたら速やかに相談した方が良いでしょう。
料金や調査方法などで迷っている方は、大手の探偵であれば「電話相談は無料」としているところが多いので、話だけでも聞いてみることをおススメします。
以上、『家出人の探し方/警察への相談・探偵への依頼方法』についてまとめました。
最後までお読みいただきありがとうございました。