”どこからがストーカーなのか、つきまといとの違いはどこか” ご存じでしょうか?
今回は『ストーカー』として、
1、ストーカーの定義;3つの条件
2、ストーカーとつきまといの違い
の2つを中心に、”わかりやすく” 説明します。
ストーカーの定義|つきまといとの違い
ストーカーの定義|3つの条件
まずは「ストーカーの定義|3つの条件」から簡単に説明していきます。
「ストーカーになる定義」としては、以下の3つの条件を満たしている必要があります。
わかりやすくまとめると、
好きな人に振り向いてもらえないから、しつこく迫ってしまった
という人が「ストーカー」と定義されます。
”しつこく” というのがキーポイントで、2,3回迫っただけでは「ストーカー」には当たりません。
また、ケースバイケースで判断は難しいのですが、
相手に好意をもっていない場合にも「ストーカー」とは定義されません。
具体的には、
1、素行調査をしている「探偵」
2、身辺調査をしている「人事部」
3、家族を心配しているだけの「身内」
などが例として挙げられます。
ちなみに、”つきまとい行為等” というのは、単純な ”つきまとい” だけでなく、
「卑猥(ひわい)な言葉を使う」「相手の悪いうわさを流す」「ラインやツイッターで交際を迫る」といった、
”相手を(性的に)不安にさせる行為” は広く ”つきまとい行為等” に含まれます。
”つきまとい行為等” には以下の9つが当てはまるので、「ストーカーの定義」とあわせて覚えておくとよいでしょう。
補足として、ストーカーとは、英語の ”stolk(こっそり跡をつける)” から派生した言葉で、
”stolk+er(~する人)” で ”stolker(ストーカー)” です。
以上、「ストーカーの定義」についてまとめました。
続いては、「ストーカー」と「つきまとい」は何が違うのかを説明していきます。
ストーカーとつきまといの違い
ここからは「ストーカーとつきまといの違い」です。
先ほど説明したことで、すでにお分かりかもしれませんが、
ストーカー ⇒ ”つきまとい” を繰り返し行うこと
つきまとい ⇒ ”つきまとい等” に含まれる9つの行為
です。
つまり、
”何度も” つきまとうことがストーカー
なのです。
よく「ストーカー」と「つきまとい」は混同されやすいのですが、
多くの場合、単純な「つきまとい」だけでは罪になることは少なく、
現実的には逮捕されることもまずありません。
というのも、例えば「名誉棄損」や「乱暴な発言」などは立派な ”刑法” に違反した犯罪行為ですが、
それだけで警察が動くことはほとんどなく、民事裁判で争うのが関の山です。
しかし、それを ”繰り返し行っていた” となると話は別で、
被害者が危険にさらされている状態と判断され(=ストーカー)、警察に被害届を出せばきちんと受理してもらえます。
このように「ストーカーとつきまといの違い」は間違いやすい面はありますが、
悪質性・事件性がまったく異なるので、この機会にしっかり覚えておいてください。
以上、「ストーカーとつきまといの違い」についてまとめました。
これにて『ストーカーの定義/”つきまとい”との違いは?ー疑問を5分で解消!』は終了です。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
記事を気に入っていただけた方は、ブックマーク&シェアなどしていただけると大変ありがたいです。。。
『ストーカーの定義/”つきまとい”との違いは?』まとめ
ストーカーの定義;3つの条件
1、相手に好意をもっている
2、その好意が満たされていない
3、”つきまとい行為等” を繰り返し行っている
例:好きな人に相手にしてもらえず、何度も言い寄ってしまった
ストーカーとつきまといの違い
ストーカー ⇒ ”つきまとい” を繰り返し行うこと
つきまとい ⇒ ”つきまとい等” に含まれる9つの行為