今回は『悪徳・違法探偵事務所、7つの見分け方|3大インチキ手口も完全公開!』として、
1、悪徳探偵の ”7つ” の見分け方
2、悪徳探偵がする ”3大” インチキ手口・裏技
の2つを中心に、”わかりやすく” 説明します。
悪徳・違法探偵事務所の見分け方|インチキ手口
悪徳・違法探偵、7つの見分け方
まずは「悪徳・違法探偵の ”7つ” の見分け方」から。
1、”探偵業法” の届け出をだしていない 2、誇大広告をしている 3、事務所がない 4、事務所で面談できない(出張面談を勧める) 5、料金が安すぎる 6、契約書がない 7、面談と契約を強引にせまる
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1、”探偵業法” の届け出をだしていない
すぐに「悪徳・違法探偵」だとわかるのが ”探偵業法” の届け出をだしていないケースです。
探偵は必ず ”探偵業法” によって法律をきちんと守る約束を政府にしなければいけません。
そして、政府に認められた場合にのみ ”探偵業届出証明書” をもらえます。
この ”探偵業届出証明書” は探偵事務所のめだつ場所に必ずはってあるはずなので、
探偵事務所へ行ったのに ”探偵業届出証明書” が見つからない場合は要注意!
実は探偵でなく、ただの詐欺集団だった…なんてことはよくあります。
もし ”探偵業届出証明書” が見あたらなければ、必ず探偵に「どこにあるのか」問い詰めてください!
2、誇大広告をしている
次の「悪徳・違法探偵」は、”誇大広告が目立つ” ケースです。
具体的には、
成功率100%
1時間たったの2,000円で調査
などの広告がとくに当てはまります。
しかも、タチが悪いことに「成功率100%」も「1時間2,000円」もウソではないので、
詐欺罪にはあたりません。
というのも、「成功率100%」は ”証拠がつかめなくても調査は成功” と探偵側が勝手に解釈するので、
失敗などありえないのです。
例えば、浮気調査のケースでは ”調査時間には浮気していなかった” という結果も成功にしてしまうのです。
また、「1時間2,000円」というのも、
”人件費は1時間2,000円だけど、書類代や車両代、手数料で別途10万円かかる” などのケースがほとんどです。
そのため、
「成功率100%」とうたっているところには頼まない
”1時間・1名あたり” の料金が5,000円未満のところには頼まない
ことが大切です。
3、事務所がない
「悪徳・違法探偵」のなかには、事務所を構えていないケースがよくあります。
最初から調査する気などなく、依頼者を騙すことが目的なので、
事務所の住所は書いてあっても、事務所の実態はないのです。
広告だけでは判断できないので、小さな探偵事務所に依頼する方は、
必ず ”事務所で面談” をするようにしてください。
4、事務所で面談できない(出張面談を勧める)
3の「事務所がない」と関係しますが、事務所で面談できないのは「悪徳・違法探偵」である証拠です。
そんな探偵に依頼するのは絶対にNG!
事務所が実際にある探偵の場合でも、
探偵事務所が広告よりずっと小さい
探偵事務所にいる社員がすごく少ない
訴えられないように住所を教えたくない
といった理由から、事務所での面談を断るケースがあります。
これらも「悪徳・違法探偵」のあかしなので、依頼するのはやめましょう。
ただし、個人探偵の場合には、自宅兼事務所としていて、自宅に人を招きたくない…という例外もありますが、
そもそも個人探偵には依頼しない方がいいでしょう。
5、料金が安すぎる
探偵料金が、相場よりも ”2割以上” 安い探偵には要注意です。
※ 探偵料金の相場
基本料金 | 調査料金 | 現実的な価格(浮気調査の場合) | |
時間料金制 | 0~4万円 | 1時間1名 6,000~8,000円 | 10~30万円 |
パック料金制 | 4万円 | 1日 12~10万円 | 12~20万円 |
成功報酬制 | 0~4万円 | 成功時 10~40万円 | 10~40万円 |
探偵料金の相場に関しては『探偵の料金・費用相場はいくら?』ー"3つの料金体系" と "意外な落とし穴" を参照
探偵もボランティアではないため、経営を成り立たせるためには大きく料金を安くすることは不可能です。
「調査の効率化」や「最低稼働時間」、「中間マージンカット」などうたっている探偵事務所はたくさんありますが、
よく考えてみてください。
少し経費を安くできたところで、相場の半分以下の料金にすることができると思いますか?
”料金を半分にする” ということは ”依頼を3倍以上受ける” ことに相当し、
探偵の給料も15~40万ほどなので、アルバイトを雇ったとしても到底ムリな話です。
こういった「格安料金」をうたっているところは、
たいてい後から料金を追加請求したり、調査結果を依頼者に教えないなどの ”インチキ手口” によってお金をだまし取ろうとしています。
「格安料金」は確かに魅力的ですが、”なんのために探偵に依頼するのか” という目的を忘れず、
料金に惑わされないように注意しましょう。
6、契約書がない
「悪徳・違法探偵」は、”できるだけお金をだまし取ってやろう” と考えているので、
契約書という法的な拘束力をもつ書類を強く嫌います。
そのため、詐欺を目的とする「悪徳・違法探偵」は契約書をそもそも用意しないか、
”まともな” 契約書ではない可能性が高いです。
ただし、”まともな契約書かどうか” に関しては一般人が判断するのは難しいため、
実績をもとに探偵事務所を判断した方が安全でしょう。
実績の目安は、
トータルの解決実績 ⇒ 1万件以上
1年間の解決実績 ⇒ 2千件以上
です。
この辺も『探偵の選び方・頼み方』ー”7つのポイント” と “広告のチェック項目”【2017年版】で詳しくまとめているので、
不安な方は参照してください。
7、面談と契約を強引にせまる
「悪徳・違法探偵」は、依頼者に考える時間をあたえたくないので、
”できるだけ面談したその場で契約しよう” とせまります。
そのため、探偵と面談するときには絶対に余分なお金を持って行ってはいけません!
お金さえ持って行かなければすぐに契約することはできないので、
一度家に帰って、もう一回じっくり考えなおす時間がえられます。
ただし、「名前」「住所」などの個人情報を探偵に渡してしまうと、
”脅しの材料” に使われる可能性があるため、契約前までは仮名を使い、個人情報の管理は徹底しましょう!
「探偵への電話・面談前の注意点」に関しては、
の記事で詳しくまとめているので、他の記事はどうでもいいですが、
これだけはブックマークしたり、印刷するなどして、電話・面談前に読み返すようにしてください。
以上、「悪徳・違法探偵の ”7つ” の見分け方」でした。
続いては「実際にどういった手口・裏技を悪徳探偵は使っているのか」を公開します。
悪徳・違法探偵|3大インチキ手口・裏技
ここからは「悪徳・違法探偵|3大インチキ手口・裏技」です。
1、証拠を教えない! 2、人数をごまかす! 3、時間をごまかす!
1、証拠を教えない!
「悪徳・違法探偵の3大インチキ手口・裏技」のなかで最もやっかいなのが、「証拠を教えない!」という手口です。
「証拠を教えない!」とは、
本当は証拠をたくさん押さえたのに、次の契約をしてもらうために「証拠を隠す」ことです。
例えば、浮気調査のケースで考えてみましょう。
依頼者の夫が女性と密会しているのを抑え、ホテルに入る瞬間も撮影できたとします。
さらに、相手女性のマンションも突き止め、部屋番号や名前まで突き止めることができました。
しかし、ここで悪徳探偵が渡すのは「ホテルに入る瞬間の写真だけ」です。
そしてー
「相手の女性を追跡したが、3つのマンションのうちどこに入ったかわからない」
「次回は必ずマンションを突き止められる」…と探偵は口にします。
すると依頼者としては、裁判をするにしても相手女性の情報が必要になるので、
また探偵に依頼せざるをえません。
しかし、次の依頼で探偵は、
「マンションは突き止められた。部屋は5階のどれかだがはっきりしない」
「次回は必ず部屋番号と相手の素性まで突き止められる」…と口にします。
また依頼者は契約するしかありません…。。。
実際には、探偵は最初の調査で「マンション」「部屋番号」を突き止めているため、
もう調査はせず、ただお金をだまし取っているだけです。
この手口の悪質なところは、”依頼者側からは本当か嘘か判断できない” という点にあります。
実際に、本当にマンションを突き止められなかった…というケースもありえるのですから。
この「証拠を教えない!」手口・裏技への対処法は、
信頼できる探偵事務所を選ぶ
調査中に電話をして、どこまで調査が進んでいるのか確認する
の2つにつきます。
とくに大事なのが「信頼できる探偵事務所を選ぶ」ことで、
できるだけ有名で、実績のある探偵事務所を選ぶようにしましょう。
2、人数をごまかす!
「人数をごまかす!」というのも、悪徳・違法探偵がよく使うインチキ手口・裏技の1つです。
具体的には、
必要以上の人数を調査に割りあてる
人数の増員を要求する(本当は増やさない)
の2つがよくある手口です。
「必要以上の人数を調査に割りあてる」というのは、本来2人もいれば大丈夫な調査なのに、
「確実な調査のために5人必要です」と噓をつくケースのことです。
「時間料金制」では ”1時間1名あたりの料金” で計算しているため、
人数を増やせば増やすほど探偵の儲けは大きくなるのです。
例えば、浮気調査の場合、2~3名ほどいれば十分な調査ができますが、
”ムダに” 5人に増やすことを提案してきます。
多くの依頼者は探偵業界に詳しくないため、「そんなものか…」と納得してしまい、
結果余分なお金を支払うことになってしまいます。
次の「人数の増員を要求する(本当は増やさない)」というのはもっと悪質性が高くなります。
これは「調査の過程で人数を増やさないと失敗する」と言ってくるケースがいい例です。
例えば、浮気調査で依頼者の夫が相手女性とホテルに入ったとしましょう。
すると探偵は、
「旦那さんがホテルに入ったようですが、写真は撮れませんでした」
「出てきたところを写真におさめようと思います」
「ただ、出口が4つあって、もう2人増員しなければ失敗するかもしれません」
「もう2人増員しても大丈夫ですよね?」
…と口にします。
依頼者としては、「少しくらい料金が高くなっても、絶対に証拠がとれるなら…」と考えてしまいます。
しかし、よく考えてみてください。
いくら大きなラブホテルでも、出口が4つもあるホテルをみたことがありますか?
あとから冷静に考えてみると気がつくのですが、もし気がついて調査後に問い詰めてたとしても、
のらりくらりと言い訳されるだけで、けっきょく料金は支払うはめになります。
この「人数をごまかす!」手口への対処法は、
契約前に、追加料金が発生しないことを確かめる
ことにつきます。
「悪徳・違法探偵の ”7つ” の見分け方」でも説明しましたが、
悪質な探偵の多くが ”追加料金” によって大きく儲けようと考えています。
人数の増員も追加料金に含まれるため、契約書に ”いっさいの追加料金なし” と明記されていることを確認しましょう。
3、時間をごまかす!
最後の ”悪徳・違法探偵のインチキ手口・裏技” は「時間をごまかす!」です。
これは ”証拠の写真やビデオの時間・日付” を改竄(かいざん)することを意味しています。
例えば、浮気調査で19~23時までの4時間依頼していたケースを考えてみましょう。
対象がホテルに入ったのは ”20時” で、出てきたのは ”21時” でした。
探偵の仕事としては、もう調査が完了したので、本当は ”21時” 以降の料金をもらうことはできません。
しかし、その後も対象を尾行して、23時まで自宅に帰らないようなら、
ホテルから出てきた時間を ”22時32分” に改竄してしまうのです。
こうすることで、探偵はきちんと23時までの依頼料を全額受け取ることができます。
また、より悪質な手口としては ”日付” そのものを改竄して、
調査日数を伸ばすケースもあります。
実はこの「時間をごまかす!」というのは今だに探偵業界にはびこっている悪徳手口で、
多くの探偵が一度は利用した経験があるのではないでしょうか…?
「時間の改竄」といってもカメラの時計をいじるだけなので、少し前のカメラなら簡単にできてしまいます。
この「時間をごまかす!」手口への対処法は、
最新のカメラを使っているか確認する
そもそも悪徳探偵に依頼しない(”悪徳探偵7つの見分け方” を参照)
するのが有効です。
とくに最新の機材では時間のごまかしが難しくなっているので、ある程度は安心できます。
それでも、改竄される可能性はあるため、そもそも悪徳探偵に依頼しないことに注力しましょう!
以上、「悪徳・違法探偵、”3大” インチキ手口・裏技」でした。
これにて『”悪徳・違法” 探偵事務所、7つの見分け方/3大 ”インチキ手口” も完全公開!』は終了です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>
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『”悪徳・違法” 探偵事務所、7つの見分け方』まとめ
悪徳探偵の ”7つ” の見分け方
1、”探偵業法” の届け出をだしていない
⇒ 事務所に ”探偵業届出証明書” があるかチェック!
2、誇大広告をしている
⇒ 「成功率100%」「1時間たったの2,000円」などの広告は危険大!
3、事務所がない
⇒ 事務所の実態がないことがよくあるので、不安な場合は事務所で面談を!
4、事務所で面談できない(出張面談を勧める)
⇒ 事務所に依頼者を呼びたくない理由がある!
5、料金が安すぎる
⇒ 格安料金は信用しない(相場の2割以上安い場合は危険大)!
6、契約書がない
⇒ 法律を守る気がない悪徳探偵!
7、面談と契約を強引にせまる
⇒ 絶対に最初の面談では契約しないこと!
悪徳探偵がする ”3大” インチキ手口・裏技
1、証拠を教えない!
⇒ 証拠を小出しにし、できるだけ依頼料をだまし取ろうとする!
2、人数をごまかす!
⇒ 増員させ、依頼料のかさましを狙う!
3、時間をごまかす!
⇒ 時間・日付を改竄し、調査時間を伸ばそうとする!